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腫瘍科

犬や猫も高齢化に伴い、“がん(腫瘍)”と診断される機会が増え、現在では死因の上位を占める病気となっています。

腫瘍にはさまざまな種類があり、すぐに治療が必要なものもあれば、経過観察でよいものもあります。

当院の腫瘍科では、
確な診断を行い、その子にとって最も良い選択を飼い主様と一緒に考える診療を大切にしています。

このような症状や変化があったらご相談ください

犬や猫では、体にできる「しこり」や「できもの」がきっかけで腫瘍が見つかることがあります。

しかし、しこりのすべてが悪いものとは限りません。良性のものもあれば、治療が必要な腫瘍の場合もあります。

見た目だけで判断することは難しいため、早めに検査を行うことで安心できる場合も多くあります。

また、腫瘍は”しこり”以外の症状として現れることもあります。次のような症状がある場合は、一度ご相談ください。

  • 体にしこりやできものがある
  • しこりが急に大きくなってきた
  • 硬くて動かないしこりがある
  • 出血している
  • 短期間でしこりの数が増えてきた
  • 食欲が落ちてきた
  • 体重が減ってきた
  • 元気がない状態が続く
  • 鼻血や鼻水が続く
  • 口の中にできものがある
  • リンパ節(あごの下や膝の裏など)が腫れている
  • 傷がなかなか治らない
  • お腹が張ってきた

必ずしも腫瘍とは限りませんが、原因を確認することが大切です。

「様子を見て大丈夫か知りたい」という段階でも構いません。
気になる変化がありましたら、お気軽にご相談ください。

診断・検査の流れ

腫瘍の診療では、主に次の3つを確認していきます。

  • それが本当に腫瘍なのか
  • どのような種類の腫瘍なのか(良性か悪性か)
  • 体の中にどのくらい広がっているのか(進行度=ステージ)

これらを把握することで、適切な治療方針を立てることができます。

腫瘍の診断

身体検査

しこりの見た目や大きさ、場所、リンパ節の腫れ、周囲の組織との固着の程度などを確認します。

細胞診検査

細い針で細胞を採取し、腫瘍の可能性を調べます。
多くの場合、麻酔をかけずに行うことができ、最初に実施することが多い検査です。

リンパ腫など一部の腫瘍では、この検査だけで確定診断がつく場合もあります。

生検(病理組織検査)

細胞診だけでは判断が難しい場合、確定診断のために組織を採取し病理検査を行います。

多くの場合、鎮静または麻酔が必要になります。

腫瘍の広がりの確認(ステージング)

腫瘍と診断された場合、体のどこまで広がっているかを調べます。

画像検査

転移の有無や腫瘍の広がりを確認するために

  • レントゲン検査

  • 超音波検査

  • CT検査

などを行うことがあります。

血液検査

腫瘍による影響や合併症、持病の有無などを確認します。

これらの検査結果をもとに、
現在の状態と今後の治療方針について丁寧にご説明します。

腫瘍の治療

腫瘍の治療方法は、

  • 腫瘍の種類
  • 進行度
  • 年齢
  • 体調
  • ご家族の希望

などを考慮して決定します。主な治療には次のようなものがあります。

外科治療(手術)

腫瘍を外科的に切除します。

抗がん剤治療(化学療法)

腫瘍の種類によっては抗がん剤治療が有効な場合があります。
副作用に配慮しながら治療を行います。

放射線治療

腫瘍の種類によっては放射線治療が有効な場合があります。
必要に応じて大学病院などの専門施設と連携して治療していきます。

緩和治療

痛みや不快感を和らげ、生活の質(QOL)を保つことを目的とした治療です。

治療の目的は必ずしも「完治」だけではありません。
その子ができるだけ穏やかに生活できる時間を大切にすることも重要な目標です。

当院では治療を一方的に決めるのではなく、飼い主様としっかりお話をしながら、その子とご家族にとって最良の選択を一緒に考えていきたいと思っています。

不安なことや迷っていることがありましたら、どんなことでもご相談ください。

セカンドオピニオンについて

当院では、セカンドオピニオンのご相談も受け付けています。腫瘍と診断されたとき、

「この治療でいいのだろうか」

「他に選択肢はないのだろうか」

と悩まれる飼い主様も多くいらっしゃいます。

セカンドオピニオンとは、現在の診断や治療方針について別の獣医師の意見を聞くことです。

治療を変えることが目的ではなく、より納得して治療を選択するための大切な機会と考えています。

このような場合にご相談ください

  • 腫瘍と診断されたが治療について迷っている
  • 手術や抗がん剤を勧められたが不安がある
  • 他に治療の選択肢がないか知りたい
  • 今の治療方針が適切か確認したい
  • 専門的な意見を聞きたい

受診時にお持ちいただきたいもの

可能であれば以下の資料をご持参ください。

  • 検査結果(血液検査、画像検査など)
  • 細胞診や病理検査の結果
  • 紹介状(あれば)

資料がなくてもご相談は可能ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。